隠れた苦労〜バランス

今回は、日々作業をする中でのちょっとした苦労話です。

バレエの衣裳作りの中で一番苦労し、悩むのが、 いろんな意味での”バランス”です。

 

配色バランス

モチーフの形・大きさのバランス

上身頃とチュチュの長さのバランス

着られる方の身長と衣裳のサイズのバランス

 

これら、こだわればこだわるほど奥が深すぎて、なかなか答えが見つからない時もしばしばあります。

中でも、演目とサイズとチュチュの上掛けとのバランスは難しい。

 

今回ご依頼頂いた衣裳【CT-B1】はアルレキナーダ。

お人形をイメージしたキャラクターの衣裳で、身長に対してチュチュの長さが少々短めでOKなので、サンプル衣裳は、チュールの長さより上掛けの円周ラインを内側にもってきて、 あえてチュチュを短めに見せるようデザインしてあります。

 

20121127-1

 

オーダーご依頼くださったお嬢さまは、まさに成長期まっただ中で、一年に10cm近く伸びられてるご様子なので、一年間ほど着れるよう、少し大き目に作ってほしいとのことでした。

しかし今現在の身体サイズが、Shopのサンプル衣裳(Sサイズ)よりかなり小さいJuniorサイズなので、上掛けも、身長・身頃サイズに比例して、全体の図案を小さく縮小してお作りするのが通常の対応です。

参考までに、色違いのJuniorサイズデザイン【CT-7】はこんな感じ。

20121127-2

 

しかし、ご要望は「チュチュは大きい方が豪華に見えるので、大きくしてください」ということでしたので、上掛けの大きさのバランスで、相当悩みました。

 

 

おっと・・・(汗)、左の写真(サンプル衣裳)の背景が白で、上掛けが短めなのがわかりにくいので線を入れてみました。

20121127-5

 

 

オーダー衣裳(右)の方が大きく見えますよね。

でも、身頃の長さやチュチュの長さはサンプル衣裳(左)の方がずっと大きいんです。

サンプル衣裳(左)は、キュっと中心に視線を集めて小さく見えるよう、上掛けを短くしてるわけです。

 

胸の部分の縫製作業の様子

20121127-8

 

 

オーダー衣裳は身頃の模様の面積が小さいので、Ⅴに入った青色のモチーフが消えてしまわないよう、胸中心部分のシルバーのブレードをカットし、深く切り込んだカーブラインも少し緩やかにゆるやかにしました。

 

地味な工夫の一例

20121127-11

 

一針一針想いを込めて丁寧に縫っていきます。

どうか気に入って頂けますように〜〜☆彡

 

 

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